沖縄、宮古島地域に伝わる素朴なソウルフード

宮古島市は宮古島、大神島、來間島、伊良部島、下地島から構成され、農業や水産業が盛んな地域。水産業では鰹節製造が有名で、地域の人たちにとって鰹節は生活に欠かせない食材であり、家庭で宮古味噌と混ぜ生卵を入れてお湯を注ぎ飲む郷土料理が存在しています。「鰹ちゅう汁」はそれを商品化したもので、1食パックの商品を「勝負汁」と名づけました。

国産大豆、麦麹、塩、泡盛を使用した風味豊かな宮古味噌と、伊良部島佐良浜地区で水揚げされた鰹を使った、芳醇な香りと力強い味わいの鰹節を使用しています。香りの良さは、鰹節を燻す際の木材に他地域とは異なり「モクマオウ」を使っていることによるもの。シンプルにお湯で溶かして飲む以外に、調味料として使っても美味しい料理が出来上がります。

島ごとに呼び名は異なり、伊良部島では漁師たちが潮時の良い勝負の日の朝にこれを飲んで出かけていたことで「勝負汁」と呼んでいました。いわばゲン担ぎのようなものですが、実際に免疫力を上げる効果もあり、たんぱく質やビタミンが豊富な生卵を加えることで元気も出るので、受験や試合、プロポーズといった“勝負”の日の朝にはおススメです。

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