59の認定品が伝える、
伝統の味、本物の味。
美しい自然が生んだ唯一無二のアーサ
全国各地で養殖されているアオサは宮古島ではアーサと呼ばれ、分類上はアオサではなくヒトエグサ。古くから各家庭で島豆腐とアーサを入れたアーサ汁をはじめ、天ぷら、卵焼き、粥、ジューシーなどの料理で親しまれています。鮮やかなグリーンと香りの良さが大きな特徴で、他の海藻よりも高タンパク質で食物繊維、ビタミンC、ミネラルも豊富です。
アオサは通常、葉を大きくするために成長剤などの薬品が使われますが、宮古島乾燥アーサはそれらを一切使用しておらず、国内唯一の有機アーサに認定されています。これは山がなく川から海のもの以外の有機物が流れ込まない、宮古島の純粋な海の恵みによるもの。爽やかな香り、みずみずしさ、しっかりとした歯ごたえといった魅力にあふれています。
アーサは琉球王国時代の栄養学書にも記載があるほど古くから食されており、各家庭で収穫し乾燥させ、保存食とされていました。その後、1947年に資源を適切に管理することなどを目的とし「漁業権対象種」に。現在は宮古島漁業協同組合により養殖が盛んになり、収穫、加工、出荷まですべての行程が島内で行われています。