59の認定品が伝える、
伝統の味、本物の味。
沖縄の歴史と文化が生んだ味わい
島豆腐は沖縄の食生活に欠かせない食材で、チャンプルー(炒め物)、んぶしー(ごった煮)、揚げ物などで県全域にわたり日常的に食されています。近年は沖縄料理が全国に広まり県外でも製造されるようになりましたが、沖縄で製造された島豆腐こそが本物の島豆腐。食塩を加えた、独自の味わい深さを持つ沖縄産の島豆腐のブランド化を進めています。
大豆の原材料は国産及び北米産の、タンパク含量が高い丸大豆を厳選して使用。搾り行程に時間をかけているため、大豆の風味もタンパク質やビタミン、カルシウムなどの栄養分も一般的な木綿豆腐よりも高いのが特徴です。また水分量が少なく固いため、他の食材と混ぜて煮たり炒めたりした場合でも型崩れせず、弾力に富んだ食感を存分に堪能できます。
沖縄の食文化はそれぞれの島の風土や環境を活かし築いてきたものをベースに、13世紀以降の東南アジア、中国、戦後のアメリカなど、異文化と交流し醸成されてきました。島豆腐は古くから家庭で栽培した大豆を使って作られており、1683年に琉球に訪れた冊封使の記録によると、那覇市内ではその頃からすでに多くの店が島豆腐を販売していたそうです。