59の認定品が伝える、
伝統の味、本物の味。
島のサトウキビから出来た伝統製法で生まれる、
香り豊かミネラル豊富な健康食。
沖縄県の伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の8島。
サトウキビは沖縄全地域で栽培されていますが、黒糖を生産し県外に出荷しているのはこの8島だけなので、これらの島々を本場と称します。
サトウキビだけを原料として糖汁を搾り、煮つめて固めたものが本物の「黒糖」です。熱帯植物であるサトウキビは、日本では沖縄県と鹿児島の一部でしか生育しません。沖縄県の生産量は年間約68万トンで、つねに日本一。太陽の恵みを受けた南国の特産品です。
黒糖は砂糖の製造工程で行われる精製加工をしていないので、色は黒褐色のまま。ビタミンやミネラルなどの成分が2割ほど含まれるので、健康食品としても注目を集めています。
スーパーなどでは、粗糖に糖蜜などを添加して作った外国産の再製糖も多く見かけますが、沖縄黒糖は島で栽培されたサトウキビだけを使って、煮詰めるだけという伝統製法で作られてます。栄養分もたっぷりで、だんぜん香り豊かです。
黒糖作りの歴史は、江戸時代初期にさかのぼります。
砂糖の原料となるサトウキビはたくさん育っているのに、その作り方を知らないことを嘆いた琉球王府の役人、義間真常(ぎましんじょう)によって、1623年に中国の福建省から製造技術がもたらされました。
高温多湿で年間気温20度以上というサトウキビの生育条件を満たした沖縄では、よりサトウキビを盛んに栽培し、全島のあちこちで製造が行われるようになりました。
しかし、現在の沖縄本島では国の政策に影響されたり、より甘いものを作る分蜜糖工場に移行するなどして、かつて数百あった黒糖工場は現在では、黒糖を作っているのはこの8つの島々でのみとなっています。沖縄黒糖の原料はサトウキビであり、サトウキビの味の違いが、味の違いに直結します。
つまり、島ごとに土壌や栽培されている品種やなどが微妙に違っているので、作られた黒糖にはそれぞれ島の固有の色や味わいが出ています。