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大豊の碁石茶

日本でココだけ、
秘伝の後発酵でつくる
甘酸っぱく風味あるお茶。

ここが本場

高知県大豊(おおとよ)町。高知県の北部、四国のほぼ中央部にある山間部にあり、 高知市から車で約1時間のところに位置します。

本物のゆえんと魅力

日本でつくられる唯一の「後発酵茶」が大豊町の碁石茶です。名前の由来は、仕上げの段階で天日干するときに、発酵後に裁断された茶葉が黒い碁石のように見えるところからきています。緑茶とは異なる、甘酸っぱい味わいと香り、独特の風味が特色です。
最大の特色である酸味は、「後発酵」と呼ばれる独特の製法で生まれます。収穫した茶葉(山茶2種とヤブキタ=大豊町で栽培されたものか碁石茶農家が契約栽培したもの)を蒸した後で、むしろを敷いた土間に1週間ほど広げてカビ付けを行い発酵させます。次に、ふたに重石をのせて漬物と同じ要領で桶へ数週間ほど漬け込みます。この「カビ付け」と「漬け込み」の2段の発酵で、茶に含まれる乳酸菌が多くなり、これが身体によいとして注目を集めているのです。農薬も使わず、安心なお茶でもあります。
大豊町は、よい茶樹が育つ条件に恵まれた風土です。町の中心部には吉野川の本流が流れていて朝霧がよく発生し、山の斜面で栽培を行うことで日照時間が長くなって、元気な茶樹が栽培されています。

本物を育てた歴史と背景

製法のルーツは中国雲南省エリアです。伝来の時期ははっきりしませんが、お茶が製法とともに当地に伝わり、主要生産物となりました。江戸時代の土佐藩地誌にはこの地の特産品に「碁石茶」があげられ、古くから製造されていたことはわかっています。その後、明治になっても碁石茶はこの地の特産品であり続けました。
しかし昭和初期には林業の衰退や地域の過疎や高齢化の問題に直面し、昭和50年代には碁石茶の生産農家はわずか1件となってしまいました。その1件の農家とは、現在の碁石茶生産組合組合長の小笠原さん宅であり、碁石茶を使う茶粥が瀬戸内海地方で常食され「昔から胃腸によい」として生産を切望されて、 細々と技術を伝承してきたのです。そんな中、近年の健康ブームで「健康飲料」と人気がでてマスコミでも話題になるなど、生産農家も4件と1法人までに増えて県の製造技術指導を受けるなどで伝統の碁石茶の発展に力を注いでいます。

大豊町碁石茶協同組合
TEL. 0887-73-1818

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