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小豆島手延べ素麺

1mmに秘められた伝統の風味、のど越し、味わい

ここが本場

素麺は機械製麺が今は一般的ですが、手延べ製麺のものには機械には出せない〝コシ〟や〝なめらかな食感〟があります。
その中でも小豆島の手延べ素麺には、良質の小麦と瀬戸内の塩、小豆島産の純正ごま油が使用され、雨が少なく温暖な気候であることから他にはない独特の風味、味わいが備わっています。
また、ごま油を使用することで麺の酸化が抑えられ、その風味は長く保たれます。
小豆島素麺は現在、約80軒の家内生産で同じ工程での製造が行なわれ、原材料はすべて組合から支給されることでクオリティが保たれています。

本物のゆえんと魅力

伝統の製法は手練りの手延べ法といわれ、小豆島特産の純正ごま油を塗りながら練った生地を木箸で丁寧に極細の糸状になるまで引き伸ばし、最後は天日でゆっくり乾燥させて作るという、他の生産地にはない独自のものです。
乾燥の工程ひとつをとっても、屋外で乾燥した後は含水分が平均になるよう屋内で予備乾燥、さらに乾燥機による本乾燥と非常に丁寧に行われています。
麺生地作りから最終的な袋詰めまで実に14工程にも及ぶ、丁寧な作業を経て小豆島手延べ素麺は完成するのです。

本物を育てた歴史と背景

日本における素麺の歴史は古く、南北朝時代に元(中国)から、禅僧の往来や貿易によって伝えられたものという説があります。
小豆島の手延べ素麺作りは1598年に三輪から学び伝えられ、冬の閑散期でも家族の労働だけで作ることができることから盛んになりました。
その後、良質の原材料(小麦、塩、ごま)が身近にあったこと、雨が少なく温暖な気候であること等の恵まれた環境によって、日本の三大素麺のひとつという地位は築き上げられました。

小豆島手延素麺協同組合
TEL. 0879-75-0039

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